4.17

村のお茶会

 実顕地では季節ごとにお茶会を楽しみます。

 お茶を習う娘の練習の場として、村人も仕事の合間の一服を楽しみ、心の涵養をします。
 やんちゃな幼稚園児や小学生もこの時ばかりはきちんと正座をしてお茶を頂きます。

「春のお茶会は、二十四節句の清明の日にこの季節ならではのおもてなしをしたいと準備をすすめて来ました。吉野棚や桜の茶碗、掛け軸は“山花開いて錦に似たり澗水堪えて藍の如し”花は柳と乙女椿。お菓子の羊羹は春の景色をイメージした手づくりです。
『お茶会楽しかった。次はいつなの?』と声を掛けてもらいますます張り切る茶道部です」