
ヤマギシタイ農場では、稲ワラ・モミガラ・落ち葉・鶏糞・米ぬかなどを材料にして微生物を培養した 「発酵堆肥」(ボカシ)を畑に投入しています。そのため、この地方特有の重粘土の土も、微生物の働きで1年も すればボロボロとほぐれてきます。そして、それぞれの野菜と相性の良い微生物が活躍して、美味しい野菜が育っています。
なかでもトマトやミニトマトの美味しさは格別で、「昔食べたトマトの味がする」「トマトらしい味がする」など大好評です。 温度管理の必要もほとんどなく、グングン元気に育つトマトを見ていると、適地適作という言葉が思い浮かびます。 また、年中暑いだけと思い込んでいたタイの気候も、実際は、日々微細な変化があり、それを観察しながらの栽培は、 やりがいがあり、毎朝「今日はどんなだろう」とワクワク、ドキドキして目覚めます。「昨日は、今日ではない!」を実感する毎日です。
畑作業をしている社員さんに対しても、「農の心」がわかるだろうかと初めは不安に思いましたが、一緒にやるなかで、 農業にたずさわる者同士、作物に対する同じ心を持っていることを感じて、とてもうれしかったです。 これからは、もっといろいろな種類の野菜をたくさん作って、多くの人に届けたいと思います。 そして、この農場をどんなふうに使っていったらいいか、みんなで描きたいと思っています。
タイ実顕地の加工工場では日本向けに、「エビフライ」「エビカツ」「エビクリームコロッケ」を製造しています。
タイ国内向けにはこの3種類の他に、「シーフードカツ」「ハムクリームコロッケ」「サーモンクリームコロッケ」
「オクラもち」「オクラもちフライ」を製造しています。工場はHACCP方式で運営していて、安全や衛生に関して厳しく管理しています。
私達は毎朝ミーティングで1日の流れを確認し、持ち場を決め、チームで動いています。
ほとんどの工程は手作業で進めています。エビは1匹1匹、背ワタを人の手で取り、品質をチェックしています。
このこだわりが、私達の製品の美味しさの原点です。
ヤマギシ農場では魚の養殖もしています。
主に飼っているのはプラニンという品種の魚です。現在の天皇陛下が昔タイに来られた時、
自らタイの気候風土に合う魚の品種を選ばれて国王陛下に献上したところ、
国王は大変喜ばれ全土に普及させたと言われています。
プラは魚、ニンは天皇陛下のお名前を表し、プラニンと呼んでいます。
ヤマギシ農場の池では、プラニンの他にプラチンとプライソクという魚を一緒に飼います。
プラチンは他の魚が排出した糞をきれいに食べてくれます。またプライソクは草や塵芥を食し、池をきれい保ちます。
このように数種類の魚の組み合わせで池が快適環境になり魚たちもよく成長します。
ちょうど今日は魚の収穫の日でした。ヤマギシではいろんな職場の男の人達が朝から集まって、大きな網でいっきに収穫します。
タイではたいていの男の人たちは魚獲りが大好きなので、この日を楽しみにしていて、大きな声を掛け合って収穫している風景はまるでお祭りのようです。
私達の住んでいる地方はタイの穀倉地帯とも言われており、お米が年2回収穫出来ます。
これは灌漑用の運河が縦横にあって年中水が使えるためです。水田農家は1軒あたり10ヘクタールほど耕せば十分暮らせていけるようです。
このあたりの水田の作り方は直播栽培と言って種を直接田んぼにバラ撒くやり方で、代掻き、種蒔き、そのあとは肥料撒き、防除、稲刈りと続きます。
タイの農民は作業をするときは一人でこつこつやることを好みません。みんなでにぎやかにパーッとやってパーッと終わらせるのがいいのです。
そのため、昔の日本と同じような「結い(ゆい)」の風習が今でも残っていて、いろんな農作業をこれでこなしていきます。
たとえば今日はAさんの田んぼの収穫だといえば、8軒くらいの農家が集まって共同作業でわいわいと収穫を終わらせ、
次はBさんの田んぼの肥料撒きだときけば、皆で寄ってあっという間に片付けてしまいます。その光景はまるでお祭りのようでもあり、
楽しさが伝わってきます。そしてこの労働についてのお金のやり取りはありません。
このような地域での助け合いの仕組みが、広大な水田地帯の営みを成り立たせているのです。
ヤマギシの水田もこの一角にあり「結い」の仲間入りをさせてもらっています。
(イラスト・水田と水田農家のウィナイさん)
宅配地域 | スクンビット沿線 (アソーク・プロンポン・エカマイ・トンロー周辺) |
宅配日 | 月・水・金 |
宅配品目 | 野菜 冷凍加工食品 |
注文のしかた | 初回は電話で、次回から携帯メールで注文を頂きます。 |
お支払方法 | 現金(キャッシュ) |
お届け価格 | 合計200バーツ以上 |
宅配料金 | 1グループにつき40バーツ |
その他 | グループ購入をお勧めしています。 |
連絡先 | 川添裕子 081-659-2020 |