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摘みたてのいちごを食べに行こう！

2007年、三重県津市の豊里実顕地の緑地公園内にオープンした「豊里いちご狩り農園」は、広い芝生と野球場がすぐ隣に位置していて、その美しい自然環境が好評です。

高設栽培で育てていますので、腰をかがめることなく、立ったままいちご狩りが楽しめます。雨の日でも、足元にはシートが敷いてあり、汚れたりすることはありません。また、車椅子のかたにも楽しんでもらえるように通路は広くしてあります。

「伊勢自動車道・芸濃ICより5分」とアクセスも便利なので、お正月のお伊勢参りの際に寄って家族みんなで楽しむのもいいですね。

　いちごの栽培をやり始めて6年になります。やってきて思うことは、毎年違うということです。いちごをやり始めた頃に、近くのいちご農家の人に「毎年一年生」と言われました。去年こうだったから、こうしたらうまくいったから、いままでのことにとらわれていると失敗することが多いです。今、目の前にあるいちごを見て、今年はどうしようか、なにをしたらいいだろうか、そういうふうに見て考えられるように、少しはなってきたのかなと思います。

　一年のうちに1回か2回くらい、食べた瞬間に心の底から「おいしい」と思わず言ってしまういちごが穫れるときがあります。そんないちごを毎日とれるようにするには、食べる人に届けるようにするにはどうしたらいいのだろうと思いながら、いちごに関わっている毎日です。

【豊里実顕地　大森雅樹】